愛される印旛沼
印旛沼は今や汚い沼として全国ワースト1だ。
印旛沼に好感を持つ人はごく稀だろう。
汚いイメージが定着して、好感を持ち辛い。
私は昔の印旛沼を知らない。
佐倉に住み始めたころから既に手賀沼に次いで汚い沼ワースト2だった。
正直、少し前までは自分は印旛沼が好きではなかった。
水質が汚いからだけでなく、「インバ」という名の発音も、なんか汚い響き。
例えば「清澄・キヨスミ」だとか、きれいなイメージの字と音なら良かったのに。
まあ、地名とか最近は合併などで新しい名前をつけることがあるけど、
あれには反対。
沼や土地の名前には歴史があるのだから、それは尊重したい。
ともかく。
印旛沼は昔はどうだったのか。
江戸時代の田沼意次の干拓以降、昭和の時代の大幅な干拓事業により現在の形になった印旛沼。
干拓前は、大雨が降るたび水害をもたらし、周辺で暮らす人々を苦しめていた。
沼の面積は現在の倍くらい。
印旛沼に限らず、北総地域周辺は、陸と水面が複雑に入り組んだ広大な水郷だった。
水の流下する先が無いので大雨が降れば溢れ、浸透、蒸散すればまた戻る。
広大な水郷は人々に恩恵を与えるが、災いも頻繁にもたらす。
人々が恩恵だけを欲し、災いを避けようとするのは当然のことだ。
江戸時代の干拓事業は、土質が悪いため困難を極め、結局計画どおりにはいかなかった。
昭和の干拓では、重機や浚渫船などを投入して事業を完成させた。
大雨が降り、水位が増せば、大和田排水機場にてポンプで花見川へ排水する。
印旛沼は人の手で自在に水位を調節できるようになった。
人々は暴れ沼を征服し支配した。
当時の人々は喜んだことだろう。
農地は干拓により大幅に増大し、土地改良により米の生産性も向上した。
高度経済成長期を迎え、住宅や工場の増加、舗装の増加、農地の拡大と肥料使用量の増加。
さまざまな要因で、汚濁した水が沼に流れ込むようになった。
生態系も変わった。
釣りの愛好家によるブラックバスの放流や、ペットとして飼われていたカミツキガメを捨てた結果、
在来生物は環境の変化だけでなく、食物連鎖的なニッチの変化により生息数が激減した。
そして今の姿。
人々が沼に対する要求は、治水・利水から環境へと移った。
汚濁は進んだが、それでも数年前から徐々に流入する水質は改善しているらしい。
千葉県は2030年度までに印旛沼の水質改善と環境整備に取り組むようだ。
印旛沼流域水循環健全化計画。
http://inba-numa.com/
泳げるほどにきれいな印旛沼、天然のうなぎが取れる印旛沼。
五色沼のように美しい沼になってもらいたい。
近所にそんな水辺環境があるとうれしい。
千葉県の取り組みには多いに期待します。
できればその仕事に何らかの形で関わりたいものです。
印旛沼に好感を持つ人はごく稀だろう。
汚いイメージが定着して、好感を持ち辛い。
私は昔の印旛沼を知らない。
佐倉に住み始めたころから既に手賀沼に次いで汚い沼ワースト2だった。
正直、少し前までは自分は印旛沼が好きではなかった。
水質が汚いからだけでなく、「インバ」という名の発音も、なんか汚い響き。
例えば「清澄・キヨスミ」だとか、きれいなイメージの字と音なら良かったのに。
まあ、地名とか最近は合併などで新しい名前をつけることがあるけど、
あれには反対。
沼や土地の名前には歴史があるのだから、それは尊重したい。
ともかく。
印旛沼は昔はどうだったのか。
江戸時代の田沼意次の干拓以降、昭和の時代の大幅な干拓事業により現在の形になった印旛沼。
干拓前は、大雨が降るたび水害をもたらし、周辺で暮らす人々を苦しめていた。
沼の面積は現在の倍くらい。
印旛沼に限らず、北総地域周辺は、陸と水面が複雑に入り組んだ広大な水郷だった。
水の流下する先が無いので大雨が降れば溢れ、浸透、蒸散すればまた戻る。
広大な水郷は人々に恩恵を与えるが、災いも頻繁にもたらす。
人々が恩恵だけを欲し、災いを避けようとするのは当然のことだ。
江戸時代の干拓事業は、土質が悪いため困難を極め、結局計画どおりにはいかなかった。
昭和の干拓では、重機や浚渫船などを投入して事業を完成させた。
大雨が降り、水位が増せば、大和田排水機場にてポンプで花見川へ排水する。
印旛沼は人の手で自在に水位を調節できるようになった。
人々は暴れ沼を征服し支配した。
当時の人々は喜んだことだろう。
農地は干拓により大幅に増大し、土地改良により米の生産性も向上した。
高度経済成長期を迎え、住宅や工場の増加、舗装の増加、農地の拡大と肥料使用量の増加。
さまざまな要因で、汚濁した水が沼に流れ込むようになった。
生態系も変わった。
釣りの愛好家によるブラックバスの放流や、ペットとして飼われていたカミツキガメを捨てた結果、
在来生物は環境の変化だけでなく、食物連鎖的なニッチの変化により生息数が激減した。
そして今の姿。
人々が沼に対する要求は、治水・利水から環境へと移った。
汚濁は進んだが、それでも数年前から徐々に流入する水質は改善しているらしい。
千葉県は2030年度までに印旛沼の水質改善と環境整備に取り組むようだ。
印旛沼流域水循環健全化計画。
http://inba-numa.com/
泳げるほどにきれいな印旛沼、天然のうなぎが取れる印旛沼。
五色沼のように美しい沼になってもらいたい。
近所にそんな水辺環境があるとうれしい。
千葉県の取り組みには多いに期待します。
できればその仕事に何らかの形で関わりたいものです。
2009-10-31 02:45
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